風邪と抗生物質
- 2022/03/15
風邪の原因微生物は80%~90%がウィルスと言われています。
ウィルスは細菌とは違い、自力では物質の合成や代謝ができないため、人や動物の細胞に入り込んで自分のコピーを作って増えていきます。
そして、抗生物質(抗菌薬)は細菌感染のみ有効のため、風邪であるウィルスに使うことは推奨されていません。
ただ、3日以上症状が続き、黄色や緑色の痰や鼻水などの症状が現れ始めたら、細菌感染が疑われるため、
その際は抗生物質(抗菌薬)の処方もありえます。
また、風邪症状と似た症状にはインフルエンザ、アレルギー性鼻炎、急性副鼻腔炎、急性気管支炎、急性咽頭炎
などがあげられますので、症状が回復しない場合は医療機関の受診をお勧めします。